【2020年最新】U-NEXT邦画“ささやかな日々を照らす”本当に面白いヒューマンドラマ7選

コロナの外出規制により暇を持て余しているあなたに向け、本日はU-NEXTで視聴できる邦画ヒューマンドラマの見放題作品(月額料金のみで視聴可能)から7作品を厳選、紹介します。

  いずれの作品も、時間を無駄したとは思わせない名作を選定しました。(僕の好みが信じられない人には、最後にU-NEXT内の邦画人気ランキングも紹介します笑)

 【①U-NEXT邦画おすすめヒューマンドラマ「オーバー・フェンス」】

オーバー・フェンス

 

 舞台は原作者「佐藤泰志」が描き続けた北海道函館。41歳の若さで自らの命を絶った、不遇の作家。芥川賞5回、三島由紀夫賞1回と、幾度となくノミネートされるも、生前彼の作品が賞を獲得することはなかった。次第に彼の作品は絶版へと追い込まれる。

 しかし20年以上の歳月を経た今、彼の作品は次々と映画化への道を歩んでいる。

国内の数々の賞を獲得した、綾野剛主演「そこのみにて光輝く」に代表される、満たされない、報われない、そんな日常の中でさへ訪れる一瞬の輝きを巧みに映し出す佐藤の作品が、混沌とした現代で評価されるのは、偶然ではないだろう。まさに今回のテーマ“ささやかな日々を照らす” 本作はまさしくそのような作品になっている。

彼がフェンスの先に託した想いとは。

〇あらすじ

妻に見放され、生まれ故郷の函館に舞い戻った白岩。彼は実家に顔を出すこともなく、職業訓練校に通学しながら失業保険で生活していた。漫然と日々を過ごす白岩は、ある日仲間の代島に連れて行かれたキャバクラで、風変わりなホステス・聡と出会う。出典:U-NEXT公式ページ

 なおU-NEXTでは「オーバー・フェンス」の他にも、原作「佐藤泰史」 の映画が3作公開されている。本作が気に入った方は、ぜひ他の作品も視聴してみてほしい。

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 【②U-NEXT邦画おすすめヒューマンドラマ「彼女がその名を知らない鳥たち」】

彼女がその名を知らない鳥たち 

 本作のキャッチコピーは「あなたはこれを愛と呼べるか」。

 「九月が永遠に続けば」「ユリゴコロ」などを手掛ける人気ミステリー作家「沼田まほかる」の同名タイトルが原作となっている。多くの名作ミステリー作品がそうであるように、本作もヒューマンドラマの性質を多分に含んでいるため、選出。

〇あらすじ

かつての男・黒崎を忘れられない十和子は、15歳上の男・陣治と暮らしている。地位も金もない陣治を嫌悪しながらも日々を過ごしていた十和子は、水島という男に出会い、情事に溺れていく。そんな時、家に訪ねて来た刑事から黒崎が行方不明だと知らされ…。出典:U-NEXT 公式

 人生の中で、本当に必要なものは何なのか、そんなことを教えてくれる大切な一作となっています。 これが愛でなければ、何が愛というのか。

 【③U-NEXT邦画おすすめヒューマンドラマ「悪人」】

悪人

 第34回日本アカデミー賞にて、最優秀作品賞こそ湊かなえ原作「告白」に譲るも、最多5部門で最優秀賞に輝いた「悪人」。原作は書いた作品が次々と映画化される、芥川賞作家の「吉田修一」。主役の妻夫木聡を筆頭に、深津絵里岡田将生満島ひかり樹木希林柄本明と日本を代表する豪華キャストが脇を固める万全の布陣。

 言わずと知れた名作だが、まだ未見のかたは、ぜひともこの重厚なヒューマンドラマを体感してほしい。

〇あらすじ

長崎のさびれた漁村で祖父母と暮らす土木作業員の青年・清水祐一。彼は出会い系サイトを通じて佐賀に住む馬込光代と会い、刹那の愛欲に溺れる。その後、祐一が福岡の女性殺人事件の真犯人であることが発覚し、警察から逃れる祐一は光代を車に乗せ… 出典:U-NEXT 公式

  何をもって「悪人」と定義するのか。それを決めるのは、法か、世論か、それとも、あなたか。人間の本質に迫った一作となっています。

 【④U-NEXT邦画おすすめヒューマンドラマ「ヒミズ」】 

ヒミズ

染谷将太二階堂ふみ出世作にして、第68回ヴェネツィア国際映画祭において新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞に両名ともに受賞した「ヒミズ」。原作は
稲中卓球部」などのギャグマンガで知られる「古谷実」。今作はギャグの要素はなく、終始シリアスな内容。

 冒頭、二階堂ふみ演じる茶沢が隅田(染谷将太)の作文を音読するだけのシーンで、すでに大物の片りんを感じさせる。当時まだ16歳だ。作品はもちろん、二人の熱演を堪能できる一作となっている。

 〇あらすじ

両親の愛に恵まれず育った住田祐一は、普通の大人になることを夢見る中学生。同級生の茶沢景子は彼に想いを寄せ、付きまとっていた。そんなある日、蒸発していた住田の父が突然帰宅。だが、その横暴さに怒りを爆発させた住田は、衝動的に父を殺してしまう。U-NEXT 公式

 絶望のその先に見える景色は 。見逃せない邦画が、ここにある。

 【⑤U-NEXT邦画おすすめヒューマンドラマ「ジョゼと虎と魚たち」】

ジョゼと虎と魚たち Blu-ray スペシャル・エディション

 今夏(2020年)アニメ作品として劇場での公開が決定し、再フューチャーされている本作「ジョゼと虎と魚たち」。劇場公開からすでに17年の歳月を経ているが、この作品のことはなかなか忘れられない。

〇あらすじ

深夜に麻雀屋でアルバイトをしている大学生・恒夫は明け方、坂の上から走ってくる乳母車に遭遇。中には包丁を握りしめた少女がいた。ジョゼと名乗る少女は生まれた時から歩けない原因不明の病を患っており、祖母が乳母車に乗せて散歩しているという。出典: U-NEXT 公式

  どこまでもピュアで、純度高く切ない。純粋な切なさを抱えて生きるというのは、確かな心の財産といって過言ではないように思う。

 【⑥U-NEXT邦画おすすめヒューマンドラマ「嫌われ松子の一生」】

映画「嫌われ松子の一生」

邦画を語る上で外すことができないのが、中島哲也作品。名作ぞろいの同監督の中から今回は「嫌われ松子の一生」をピックアップ。本作でも軽妙なBGMとともに展開する、一筋縄ではいかない人間模様が味わえる。

 〇あらすじ

昭和22年に福岡県大野島に生まれ、少女時代にはお姫様のような幸せな人生を夢見ていた川尻松子。しかし、中学校の教師になった松子は20代でクビになり、家を飛び出してついにはソープ嬢へ転落。その上、同棲中のヒモ男を殺害して刑務所へ送られてしまう。 出典:U-NEXT 公式

  U-NEXTでは他にも「告白」「渇き」「下妻物語」「パコと魔法の絵本」「ララピポ」の5作品が見放題作品として配信中。この機会にぜひ堪能してほしい。

 【⑦U-NEXT邦画おすすめヒューマンドラマ「GO」】 

GO

 最後に紹介するのは、第25回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞(窪塚洋介)、最優秀助演女優賞(柴咲コウ)を筆頭に、最多8冠と総なめにした「GO」。余談だが最多8冠をに輝くも、最優秀作品賞のみ逃すという珍事が起きた。その年に最優秀作品賞に輝いたのは「千と千尋の神隠し」。以降最優秀アニメ作品が設立された。

〇あらすじ

在日韓国人三世の高校生・杉原は、喧嘩ばかりの日々を送っていた。ある日彼は、同級生・加藤のバースデイパーティーで桜井という少女に出会い恋に落ちる。ふたりはデートを重ねて距離を詰めていくが、杉原が自分が在日であることを彼女に告白すると…。出典: U-NEXT 公式

 青春のエッセンスが多分に含まれた一作。これを見ずして邦画は語れない。

「円の外には手ごわい敵がいっぱいいる。ブチ破れ、そんなもん」

 【U-NEXT 邦画見放題ランキング】

ここでは3月26日現在、U-NEXTで実際に人気の見放題邦画タイトルを紹介します。 

1位「娼年 2位「ちはやふる-上の句-」 3位「斉木楠雄のΨ難 4位「寝ても覚めても 5位「溺れるナイフ
6位「ひるなかの流星 7位「蛇にピアス 8位「神さまの言うとおり 9位「ちはやふる-結び-」 10位「カノジョは噓を愛しすぎてる」

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